日産のハイパフォーマンスカー「GT-R」がデビューした。
初代の誕生から20年後、1989年に復活したR32型「スカイラインGT-R」は、R33、R34とバトンを渡し、2002年8月に生産終了。東京モーターショー2001にデザインスタディが展示された“サードジェネレーション”たる新型は、6年の胎動期間を経てようやく市販化にいたった。
初めて世界戦略車となる新型「R35」のネーミングは、スカイライン名を冠せず、「日産GT-R」になった。
エンジンは、3.8リッターV6ツインターボで、注目のスペックは、480ps/6400rpm、60.0kgm/3200-5200rpm。歴代GT-Rが生きた自主規制時代の280psを一気に200psも上まわる高出力で、世界に名だたるスーパーカーと競り合う。トランスミッションは、新たに開発された2ペダルMTのみ。新しい「独立型トランスアクスル4WD」で、四輪を駆動する。
また、全天候型スーパーカーを標榜するGT-Rゆえ、「VDC-R」と呼ばれる、3つのモードを持つ、専用チューニングの横滑り防止機構を装備する。タイヤは日産としては初めてランフラットタイヤを標準装備としている。
国産車初の国土交通省承認済みのスピードリミッター解除機能も持ち、日産が登録したサーキット(仙台ハイランドレースウェイ、富士スピードウェイ、鈴鹿サーキットなど)に入れば180km/h以上のスピードを出すことが可能である。
かつてない超高性能を謳う「GT-R」は、メンテナンスまで通常と異なる。専用のサービス施設「日産ハイパフォーマンスセンター」が全国に設けられ、エンジンやトランスミッションなどの計測および調整が3年間無償で実施される。